2017/12/27 17:00:10

【柴犬の健康】柴犬は病気になりにくい犬種って本当?健康のために飼い主にできること

    eccf49ff0ffdd13365f2ab98998b75bf_s

    柴犬は病気になりにくく、長生きする犬種と言われます。実際に、15歳を超えたようなお年寄りの柴犬がよぼよぼしながらお散歩しているのを見ることも良くあります。中型犬に分類される柴犬ですが、小型犬並みに長生きしてくれる犬種であるといえるでしょう。
    健康長寿の理由は、遺伝的な病気が少ないからだと考えられます。柴犬の純粋種の保存のために働いた人々のお陰で、雑多な交配が行われなかったお陰です。
    それに、日本に古くから住む柴犬にとって、日本で暮らすのは自然でストレスが少ないのも原因なのでしょう。
    そうはいっても、柴犬を取り巻く日本の環境も、昔とずいぶん変わってきています。
    長寿な分、柴犬にも、白内障や認知症など高齢期特有の症状も出てきます。
    犬種として病気にかかりにくい、というだけで、決して病気にならないわけではありません。
    健康で長生きさせてあげるためにも、飼い主さんが病気の予防や、早めの発見に努めてあげてください。

     

    健康チェックしてみよう!

    柴犬の健康を保つには、飼い主さんによる毎日のチェックは欠かせません。
    日ごろから愛犬の様子をよく見ていれば、「いつもと何か違う」とすぐに気づくことができます。この普段との違いを見つけることが、病気につながる異常をいち早く発見する鍵です。これは、いつも愛犬の側にいる飼い主さんにしかできないことなのです。
    ここでは、柴犬の健康をチェックするポイントを紹介します。
    目で見てわかることはもちろん、触ってはじめてわかることもたくさんあります。
    柴犬は独立心が強いため、体に触られることをあまり好みませんが、信頼関係ができていれば嫌がりにくくなります。獣医師さんに診せるときのことを考えても、子犬の頃から人とのスキンシップに慣れさせておきましょう。
    下記のしつけのページも参考にしてみてください。
    【関連記事】
    柴犬を飼いたい!柴犬の基礎知識まとめ

     

    柴犬の健康チェックポイント

    ●しっぽや耳の状態

    くるん、と巻き上がったしっぽが可愛い柴犬ですが、これが元気のバロメーターにもなります。だらんと垂れ下がっていたら元気がないことは明らかです。また、普段ピン、と立っている耳が垂れていないかも見てみましょう。

    ●食欲

    食欲の有無は犬の健康度合いを見るために役立ちます。食欲が落ちているときだけではなく、異様に食欲が旺盛なときも注意が必要です。

    ●目

    柴犬は白内障になりやすい犬種です。また、皮膚炎は目の周りに症状が現れることもあります。
    ①目のチェック--
    犬の頭を優しく包んで目を見る。頭を触って嫌がらないか、目やにや充血、瞼の腫れがないか。瞳孔の大きさが左右で違っていたり、瞳孔が開いたままになっていたりしないか。黒目が濁っていないか。

    ●鼻

    鼻の頭から鼻筋にかけて触って嫌がらないか。鼻は適度に湿っているか、腫れものなどはないか、鼻水は出ていないか。

    ●耳

    犬が気を付けたい耳の病気に外耳炎があります。放置すると中耳炎のようなほかの耳の病気にも発展する恐れがあります。耳の異常を見つけたら、すぐに動物病院に連れて行きましょう。
    ②耳チェック--
    耳のお手入れについては以下のページをご覧ください。
    【関連記事】
    【お家でできる】柴犬のお手入れ方法

    しきりに耳を振ったり、掻いたりしていないか。
    耳を触って痛がらないか。耳の中が赤くなっていないか、湿疹やかさぶたはないか、耳垢は溜まってないか、異臭はしないか。

    ●口

    犬は虫歯にはあまりなりませんが、歯周病には気を付ける必要があります。歯周病は、歯を失うばかりでなく、内臓の病気に発展することもあるため、適切な治療が必要です。
    柴犬の歯磨きについては下記のページをご覧ください。
    【お家でできる】柴犬のお手入れ方法

    ③歯のチェック--
    マズル(鼻先から口の周り)を触って嫌がらないか。口臭はないか。唇をめくって歯茎の色がきれいなピンク色をしているか。歯垢や歯の表面に黄褐色の歯石が付いていないか。口の中が熱くないか。歯が欠けたり、口腔内に腫れなどがないか確認。

    ●足

    柴犬は、膝のお皿が外れやすくなる膝蓋骨脱臼に気を付けたい犬種なので、膝の状態には日ごろから気を配りましょう。また、足の付け根は、リンパの腫れや、皮膚病の症状が現れやすい場所でもあるため、目でも手でも確認しましょう。

    歩き方がおかしくないか。横座りしたり、動くのを嫌がったりしていないか。
    足の付け根から、足先まで触って、腫れや触られるのを嫌がる部分はないか。肉球の間に腫れや発赤がないか。爪が伸びすぎていないか確認。

    ●胸からお腹

    特にわきの下にはリンパがあるため、ここが腫れていないか、脂肪の塊のようなものがないかもチェックします。また、おなかやわきは皮膚が柔らかいため、皮膚病が発祥しやすい場所でもあります。皮膚の状態も目で見て確認しておくとよいですね。
    雌犬の場合は乳や、その周辺が腫れていないかも確認しましょう。

    胸とお腹を触り、痛がる部分や腫れ、しこりがないか。赤みや発疹がないか確認。

    ●背中、しっぽ、毛

    毛の状態は重要な健康のバロメーターです。艶がなく、パサついているときは体調が良くない可能性があります。

    背中からしっぽまで順に触り、痛がる場所や骨が曲がっている場所がないか。毛をかき分けて地肌を見て、脱毛や赤くなっている部分がないか確認。

    ●肛門まわり、陰部

    肛門のまわりに汚れや炎症がないか。陰部の腫れや分泌物などが見られないか確認。

    ●排泄物

    排泄物には様々な健康状態が現れます。下痢ひとつとっても、消化器系の病気、寄生虫、細菌感染など様々な原因が考えられます。
    いつもと異なる便が出たら念のためとっておき、獣医に見せるようにしましょう。

    尿の色が濃かったり、濁っていたり、血が混じったりしていないか。便は、黄色っぽい、黒っぽいなど普段と色が違わないか、血が混じっていたりしないか。柔らかかったり、硬すぎたりしないか確認。

    柴犬が気を付けたい病気

    病気になりにくい柴犬でも、かかりやすいと言われる病気がいくつかあります。代表的な症状をチェックしておき、日ごろから気を付けましょう。

    アトピー性皮膚炎

    皮膚のトラブルが多い柴犬がかかりやすい病気のひとつとして、アトピー性皮膚炎があります。
    遺伝的な病気が少ないと言われる柴犬ですが、アトピー性皮膚炎は遺伝的な原因で引き起こされている可能性があります。

    【関連記事】
    柴犬に多い!かゆみが止まらない…皮膚病の恐怖!
    発症すると、強いかゆみが起こるためしきりに体を掻いたり、なめたりします。
    そのため、フケや抜け毛が増えたり、皮膚がただれたり、キズやかさぶたができたりします。
    炎症がよくみられるのは、顔(特に耳や目のまわり)、関節の内側、足の付け根などです。

    ◆治療法

    検査し、原因物質を特定する、アレルゲンを遠ざける、ステロイド剤、抗ヒスタミン剤、抗アレルギー薬を投与するなどです。

    ◆予防法

    一般的なアレルゲンはカビ、ダニ、ダニ、花粉です。(食餌アレルギーを除く)
    中でもダニは、アレルギー疾患を引き起こす最大のアレルゲンです。
    湿度を上手に保つなどしてできるだけ排除するように工夫しましょう。

    膝蓋骨脱臼

    一般的に「膝のお皿」と呼ばれている膝蓋骨が、正しい位置からずれてしまう病気です。
    膝蓋骨は通常「滑車溝(かっしゃこう)」という溝にはまっており、膝を曲げるとこの溝の中で動きます。
    膝蓋骨がずれる原因は、打撲や落下といった外部刺激や、生まれつき滑車溝が浅いことがあります。
    膝蓋骨脱臼になると、膝を触られるのを嫌がったり、ケンケンするように歩いたりする様子が見られるようになります。
    しかし、軽度であれば、自然に膝蓋骨が正しい位置に戻るため、飼い主さんにも気づかれないことがあります。

    ◆治療法

    軽度であれば、消炎剤の投与が行われます。根本的な治療は、滑車溝を深くする外科手術です。

    ◆予防法

    膝に負担をかけないように、滑りやすい床にはマットを引く、階段の上り下りや、高いところからの飛び降りなどをさせない、といった工夫をします。予防だけではなく、発症後の悪化を防ぐためにも有効です。
    ただし、先天的な膝蓋骨脱臼は予防ができないため、早めに見つけて治療を受けさせることが重要です。

    白内障

    カメラのレンズのような役割を持っている水晶体が濁ることで、目が見えづらくなります。
    白内障の多くは老化が原因ですが、遺伝や、ほかの病気が原因で発症することもあります。
    白内障の症状としては、目の奥が白く濁ったり、視力障害(よく物にぶつかる、つまづく、フラフラ歩くなど)が見られたり、といったことが挙げられます。目が見えづらい不安から攻撃的になったり、夜鳴きをしたり、という行動もあるようです。

    ◆治療法

    白内障は治療をしても完治することはなく、点眼薬などを使って進行を遅らせるのが一般的です。

    ◆予防法

    白内障を予防する有効な方法は残念ながらありません。
    強い紫外線を目に浴びせない、抗酸化作用のあるフードやサプリメントが有効ともいわれますが、効果のほどは明確ではありません。

    僧帽弁閉鎖不全

    心臓の4つの部屋を区切る弁のひとつである僧帽弁がうまく閉じなくなることで、血液をうまく送り出せなくなる病気です。
    心臓の働きが落ちるため、その分を補おうとして血管が収縮して血圧が上がったり、心臓により負担がかかったりします。
    主に高齢期に発症するため、この病気の初期症状である元気がなくなる、動きたがらなくなるといった症状を見ても、年齢のせいと見落としがちです。進行すると、咳が出たり、呼吸が困難になったりしますが、そうなる前に検査による早期発見をするようにしましょう。

    ◆治療法

    ACE阻害薬、利尿薬、強心薬などの投与を行います。

    塩分を摂取しないように気を付け、過度な運動を避けて心臓に負担をかけないようにします。

    ◆予防法

    主に加齢で発症するため、有効な予防方法はありません。早期発見に努めましょう。
    定期検診を受けさせて、できるだけ早く治療を開始することで、重症化することを防ぎます。

    柴犬が認知症になったら

    犬も高齢になると認知症になります。
    8歳を超えた頃から症状が現れはじめ、無駄吠えや徘徊などの問題行動が起こることがあります。
    柴犬は認知症になりやすいとも言われますが、大きな病気をしづらく、長生きだからかもしれません。
    認知症の進行を抑えるには、脳に刺激を与えることが有効だと言われます。
    発症後だけではなく、若いころから意識すると予防も期待できます。
    認知症を防ぐサプリメントやフードを与えることも、獣医師に相談してもよいかもしれません。

    認知症の症状

    認知症の症状には様々なものがあります。一気に現れるのではなく、徐々に症状が見られるようになっていきます。

    ・ボーッとしていることが増える
    ・飼い主の呼びかけに対して反応が鈍い、反応がない
    ・昼夜逆転の生活になる
    ・無駄吠えや夜鳴きをする
    ・決められた場所での排泄など、今までできていたことができなくなる
    ・グルグルと同じ場所を歩く、歩き続ける・食欲が減退する、または食欲旺盛になる

    認知症の犬への接し方

    認知症の犬には、脳に刺激を与えることである程度の抑制を期待できます。
    例えば人とのふれあいを増やすことも刺激になります。
    認知症を発症するほど老犬になれば、体力も衰えてきます。
    反応が鈍くなったから、ずっと寝ているから、といって、飼い主との触れ合いが減ってくると、認知症はますます進む恐れがあります。
    反応がなくても、たくさん話しかけてあげたり、優しくなでてあげたり、おもちゃで遊ぼうとしてあげたりすることでも、脳への刺激になります。
    また、散歩も有効です。運動の観点でも、脳への刺激の観点でも、高齢犬に散歩は必要です。
    毎回同じコースを歩くのではなく、違う道に行ってみたり、愛犬に無理のない範囲内で車を使って遠出したりして、変化をつけてみましょう。
    よほど足腰が弱っている、というのでなければ、必要以上に散歩を控えるのではなく、年齢にあった散歩を工夫してあげましょう。

    高齢化した愛犬のお散歩

    1、愛犬の様子を見ながら散歩しましょう

    足取りがふらついていないか、呼吸が荒くないかなど、愛犬の様子を見ながら散歩時間やコースを調節してあげましょう。
    若いころに比べれば当然体力が落ちているので、ときどき休憩を挟むようにしてください。

    2、散歩に行く時間帯の気温を見ましょう

    夏であれば早朝、または日が落ちた夕方の涼しい時間帯に行きましょう。
    夏場のアスファルトは高温になっており、肉球がやけどしてしまいます。さらに人間よりも地面に近い犬は、熱中症になりやすいのです。
    冬はできるだけ、日の出ている温かい時間帯にしてあげましょう。寒さに強い柴犬ですが、高齢になると若い頃より寒がりになります。

    3、ゆっくり、のんびり愛犬のペースに合わせて

    日向ぼっこをしながら、のんびりお散歩しましょう。日光にあたることで、体内で「メラトニン」というホルモンが増加し、その分泌量が増えると14~17時間後には眠くなると言われています。そのため、生活リズムが昼夜逆転している認知症の犬には、朝に散歩して太陽の光を浴びさせるのがいいでしょう。

    足腰が弱くて歩けない場合

    老化によって歩くことができず、散歩に行けないとなると、散歩好きな犬にとってはストレスとなってしまいます。抱っこしたり、ペット用のカートを使ったりして、外に連れて行ってあげましょう。外の空気に触れたり、景色を見たりすることが良い刺激になります。
    柔らかい土や芝生などの道の上であれば、降ろしてあげてもよいでしょう。

    かかりつけの動物病院を作ろう

    柴犬の健康づくりには、信頼できる動物病院との連携が必要不可欠です。愛犬の普段の様子も知ってくれていて、いつでも気軽に相談できる「かかりつけ医」は頼もしい存在です。
    そんな動物病院が、近所に1軒、できれば2軒以上あればベストです。
    それに、柴犬は飼い主以外の人に触られるのを嫌がる傾向の強い犬です。頻繁に動物病院が変わるより、いつも同じ獣医さんに診てもらうほうが多少安心するでしょう。
    「まだ、かかりつけの動物病院がない」「どうやって選べばよいかわからない」という方に、選び方のポイントをご紹介します。

    動物病院を選ぶポイント

    ●愛犬仲間の口コミを参考に

    数ある動物病院の中から良い動物病院を選ぶとき頼りになるのが、近所の犬仲間の「口コミ」です。
    もちろん、ほかのペットにとって良かったからといって、自分の愛犬にも合うかどうかはわかりません。
    しかし、獣医さんの人柄や、診療費の目安を知るためには大いに参考になるでしょう。

    ●ペット保険が使えるかどうか

    ペット保険に加入している人にとっては重要な関心ごとのはずです。
    どの動物病院でも、ペット保険は使用できるはずですが、ペット保険の会社によっては、人間の保険のように窓口で保険料を相殺してくれるものがあります。
    そのようなペット保険に対応している動物病院かどうか、事前に確認すると良いですね。

    ●清潔さ

    医療機関なので清潔なのは当たり前ですが、特に診察室がきれいなことが重要です。診療台の上に汚れや毛などが付いていないか、室内に余分なものを置いてないか確認しましょう。

    ●治療方法について分かりやすく、明確な説明

    もっとも重要なポイントです。「これからどんな治療をするのか、その治療の必要性」「ほかの治療の選択肢」「処方する薬の効果・副作用について」などを、素人にもわかるように丁寧に説明してくれるかどうかをみましょう。もし、専門用語ばかり使ったり、あまり説明をしたがらなかったりするなら注意が必要です。
    ドクターの愛想が良いことは重要ではありませんが、飼い主の質問に対して怒ったり、小ばかにした態度をしたりするようなら問題です。ペットの治療は、飼い主と獣医の二人三脚で行うものです。ペットの生涯を支えるために、良いパートナーシップを築ける人柄かどうか、きちんと見極めましょう。

    ●時間外診療や、訪問診療があるか

    愛犬の体調不良はいつ起こるかわかりません。急な体調変化が命にかかわることも。かかりつけ病院の中に1軒以上、自宅から数分以内で行けて、時間外診療に応じてくれるところを探しておきましょう。また、ペットや飼い主が動けないときのことも考え、往診に対応する病院も探しておくとさらに安心ですね。

    ●他病院を紹介してくれる

    獣医にも専門分野があります。また、治療や検査のとき、自病院にない設備が必要になることもあります。その時に、ほかの動物病院や獣医を速やかに紹介してくれるかどうかも大切です。

    柴犬の健康のために飼い主がしてあげられること

    愛犬がいつまでも健康でいられるどうかは、すべてが飼い主にかかっています。犬は自分の症状を訴えることができないので、日ごろから飼い主が気を付けてあげなければ、病院に連れて行ってあげることもできません。特に柴犬は我慢強く、痛みを隠そうとすることがあるため、飼い主の観察が大きな意味を持つのです。
    比較的健康で、長生きする柴犬だからこそ、楽しい時間を長く一緒に過ごせるよう、大切にしてあげましょう。

子犬を探す


お役立ちコンテンツ

子犬を探す

閉じる

犬種
  •  
毛色
地域
地域選択する
価格
性別
生後
販売
状況
動画

保存した検索条件(子犬)

保存している検索条件はありません

ブリーダーを探す

閉じる

犬種
  •  
地域
地域を選択する

メインメニュー

閉じる